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2024.08.30

baronの鍋

古臭い鍋の写真ですみません。
台風ついでに、たまには昔話を。

1枚目の片手鍋はオープン当初から使っている、
小麦粉のルーを香ばしく炒めるの専用に使っている鍋です。
全体に高温で変形しており、持ち手の部分等もカタカタでそこも大きく上に膨らんでおりますです。
叔父の営んでいたステーキ屋「テキの店ボン・ジョルノ」(1950)の形見の鍋です。
ソトワール、マルミット、その他鍋関係も実はボンジョルノで使っていたものをそのまま使っています。今回大きめの鍋を最近買いました。鉄のフライパンも店の5周年くらいの頃に初めて買いましたが店も広くない為、私は道具を色々買わないです。
こまめに仕込みたいので大きな鍋を買うというのはbaronでは珍しい事です。

ボンジョルノは学生時代より何度か食べに行っておりました。
神戸は洋食の街です。
世間は今でこそ洋食はブームですが、
私も高校時代から週7で違う洋食屋でしたがアルバイトしていたものです。
母も飲食業、和食をやっていて幼い頃から魚の吸い物や刺身ばかり食べてばかりで私は和食の口でした。

洋食屋や、ホテルに勤めだしてコックをやってから
洋風な味覚も作られたように思います。
ホテルの後、暫く洋食を離れましたが、
5年後老舗でまた、デミソースや、ハンバーグ、ハッシュビーフ、コンソメ、カレー、タルタルソース、といった戦後の神戸の昔ながらの味を作る機会に出会えました。
洋食も思い入れも強く老舗の後、「ボンジョルノを継ぐか?」とも言われておりましたが(パンのヒシヤ等別の店も何件か継ぐかと言われていました。何処も継承問題はあるもんだと)、一宮シェフに連絡をして炉窯ステーキを選んで良かったと思っています。
自分でも洋食店をやる気の時期もあり用意もしていましたので付け焼き刃でない本気の洋食を現在土曜日にランチをやるようにしております。オムライス等もメニューには載せませんが数万回程は作っています。出汁などのベースが神戸ビーフなので普通の洋食メニューも驚くほど美味しくなります。
色々洋食食べに行くけどもう一つ納得しないという方一度御賞味下さい。
尚、ランチのアラカルトに関しては、
1年以内に来店経歴のある方にメニューをお出ししています。

老舗ステーキ店より、今も守っている部分としてメインディッシュが美味しく感じられるように、初見のお客様には焼いた肉はほぼ前菜では提供する事がありません。
和食の口なので前菜はなるべく口が疲れないような物を提供しています。
何度もお越しになっている方や連日おこしになるような場合には色々と変更をかけますが。
「ずっとお肉ばかり食べたい」といったご希望もあるので、そういう肉ばかりのコースもご用意しております。
これらの鍋を見る度に叔父を思い出し、
老人になりながらも働いていたのを思いだしながら仕事に向います。

https://www.instagram.com/p/C_QteUeT3bT/?hl=ja&img_index=1

※インスタグラムにテキの店の写真を載せております。
マッチが粋です「汝のテキを愛せよ」

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